クニモト歯科医院旅行vol.2  In沖縄

医院ブログ

クニモト歯科医院旅行vol.2  In沖縄 

クニモト歯科のスタッフで第二回医院旅行の沖縄へ行ってきました!
前回の長崎、軍艦島の旅行に続いてお天気にも恵まれ楽しい2泊3日でした。

 

クニモト歯科では年に一度、親睦会も兼ねスタッフみんなで旅行に連れて行ってもらっております。

 

これは日ごろ頑張っているスタッフへのご褒美として、院長先生が研修&慰安旅行として企画してくれます。旅行の手配を始め、当日現地の運転手ももちろん院長先生です。
院長とも、スタッフ同士もとても仲が良いのでいつも楽しみにしております。

沖縄はとても広くて2泊3日では全部は回りきれませんでしたが、
本土の下の方にある平和祈念公園から上の方にある古宇利島まで行ってきました!
大きな橋を車で渡りましたが、青く透き通った海の上を走っているようでとても爽快!
帰りのアクアラインを渡った時は現実の世界に引きずり込まれた気分で同じ日本の海とは思えませんでした。
まだ2月だったので海には入れませんでしたが、珊瑚をひろったり
綺麗な海を見ながらカフェで食事をしたりのんびりできました。
ちゅらうみ水族館へも行き、サメや魚達の餌付けを見たり
たくさん写真を撮る事ができました。

2回目の旅行もたくさんの思い出ができて本当に楽しかったです。

 

実は、沖縄へ行くことになったのは歴史の好きなスタッフがいて
「沖縄戦の歴史を学びたい」という提案からでした。
沖縄は太平洋戦争末期、日本で唯一の県民を巻き込んで地上戦が
繰り広げられたのはご承知のことと思います。
当時沖縄戦は約3ヵ月間あったと言われていますが、たったの3ヵ月の間に県民の4人に1人が亡くなったと言われています。
米軍が上陸をしたのち、住民が暮らしていた場所に銃や大砲火炎放射器を放ちました。
爆弾が大嵐のように降り注いだ事から「鉄の爆風」と言われ、
米軍からは「ありったけの地獄をあつめた戦場」と呼ばれたそうです。

 

住民は沖縄で「ガマ」と呼ばれる場所で隠れていたそうですが
結局その「ガマ」も日本兵の作戦会議や避難場所、負傷兵の野戦病院として利用されました。

 

そんな「ガマ」を私達も見学してきました。
「がま」とは自然が作り出した洞窟のことで隆起サンゴ礁で形成された沖縄には雨水の浸食で作られたガマが無数に存在します。
私達は南城市にある自然の洞窟「アブチラガマ」に見学へ行ってきましたアブチラガマも最初は、住民が避難生活を強いられたガマでしたが軍の陣地として使われ最後は600人以上の負傷兵であふれたそうです。

 

ガマの中はとても静かでそして寒かったのを覚えています。
道がなかったり、天井の低いところもあるガマの中へは、ヘルメットをかぶり懐中電灯で照らしながら歩きました。
懐中電灯がないと本当に真っ暗でした。
この中にたくさんの負傷兵がいて、最終的にはブルドーザーで出口をふさがれ自力で出る事のできない負傷兵はそのまま亡くなったそうです。

 

案内人の方は戦争を経験した事がない方でしたが、当時生き残った方の証言を聞いた方でした。何人もの見学者に話をしているのにもかかわらず私達に話ながら涙を流していたのが印象的でした。

 

そのあともひめゆりの塔や平和祈念公園へ行きました。
戦争の残酷さを学び、戦争を一言では述べられませんが、今の平和に、かつて日本のために戦ってくれた方々に改めて感謝したいです。
これからも、日々大切に生きていきたいです。

 

 次は、パールハーバーへ行き戦争の始まりについて学びたいと思います。

戻る